保護フィルムとコーティング、どっちがいいの? / 富山市のiPhone修理iLABO
2021/08/30
スマホの画面保護にはフィルムとコーティングのどっちがいいの?
スマートフォンの画面は、ガラスという性質上落とすと割れてしまいます。
何もつけない方が見た目もスマートだしカッコイイんですが、でもそうなると破損のリスクは高まります。
では画面を保護するためには、「保護フィルム」と「コーティング」のどちらがいいんでしょう?
もちろん両方に良いところがあるのでどちらが優れているとは言い難いですが、目的がはっきりしているのであればどちらか選択はしやすくなると思います。
では以下に、それぞれの特徴やメリットを挙げてみます。
【保護フィルム・ガラスフィルム】
・物理的に画面を覆うので、画面が割れるリスクを下げる(衝撃を吸収する)
・ガラスフィルムの場合は代わりにダメージを受けて割れてくれる
・スマホ画面に直接キズが入らなくなる
・売る時まできれいな画面でいられるので高値がつきやすい
【コーティング】
・光沢が増して見た目の綺麗さが際立つ
・多少のスクラッチ傷には十分耐えられる
・見た目重視で画面に何も貼りつけたくない方に最適
・保護フィルムを入手しずらいマイナーな機種などに最適
と、それぞれにいいところはたくさんあります。
でも両方を比べて言えるのは、
「画面保護目的なら保護フィルム(ガラスフィルム)一択」
「見た目重視ならコーティング一択」
ということです。
-コーティングは割れ防止目的で選択してはいけない-
画面の傷や割れを少しでも防ぎたいのにコーティングを選ぶのはナンセンスですし、コーティングすれば割れなくなります!と恥ずかしげもなく言い切る業者がいればまず疑ったほうがいいですね。
ちなみに、よくあるコーティング業者の謳い文句で
「9Hの硬度があるから傷がつかない」
「落下テストに合格しているから落としても割れない」
等というのは、ごくごく限られた条件での実験結果であって、日常生活の中での過酷な条件では全く当てはまりません。
よくあるケースは、コーティングしたから安心してポケットやバッグの中に入れて置いたら、車の鍵で擦れて傷だらけになったという報告があります。
それもそのはず、「9H」と一言で言っても、通常使われている基準はJIS規格の「鉛筆硬度」にあたります。
これは「傷の入りにくさ」を表す基準であって、「傷が入らない」というわけではないということを理解していない業者が多すぎると感じています。
ましてやこのJIS規格の基準は「傷が入りにくい硬度」であって、「割れない硬度」では決してないのです。
そもそも硬い物質は例外なく「割れる」性質をもっています。
硬ければ硬いほど衝撃などの力が加わると割れたり折れたりするリスクが高まります。
ガラスももともと割れやすい物質で、いかに強化されていたとしても「割れない」ということはありえません。
ですからアイラボでは割れや傷の防止目的のお客様には絶対にコーティングをおススメすることはありません。
ご安心ください。
ここまで言い切るのは、当方でも過去に何社ものコーティング剤を試して過酷な実験をしてきた結果に出た答えだからです。
お客様にとって不利益になるようなことはしたくありませんし、事実を隠してまで利益を上げたいとも思いません。
なのでもしこの記事をお読みになった方で迷っていらっしゃる方がいたら、絶対にコーティングではなくフィルムやガラスフィルムを選択してください
保護フィルムとコーティングそれぞれの特徴と良さをしっかり知ることで、あなたの大事なスマホを安全に守ることができます。
是非お役立てください。
-さいごに-
ここまで長々といろんなことを書き連ねましたが、そんなことよりそもそも
「落とさない」
事が一番の割れ防止になります。
どうかあなたの大事な大事なスマホを落としたり踏んずけたりすることのないよう細心の注意を払ってください。
もちろん、万が一落としてしまい画面が割れても、アイラボでは即修理が可能なのでいつでもご相談してください!