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水没したiPhoneを米の中に入れておくのは正解? / 富山市のiPhone修理iLABO

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2021/07/18

iPhoneが水没したら米や乾燥剤と一緒にジップロック?!

水没に関するお問い合わせは年間を通して安定していただきます。

そんな中に「風呂で水没したから米と一緒にジップロックに突っ込んでおいたのに起動しません。どうしたらいいですか?」

というお声がありました。

 

なるほど、ネットで検索して出てきた情報をそのまま鵜呑みにしちゃったわけですね…

 

確かにお米を食品などの乾燥剤の代用として使用する場面はあるようですね。

しかしそれは修理屋目線で言うと全然意味は無いですし、もっと言えばやってほしくないです。

そしてそういう情報をさも正解のようにネット上で安易に公開する行為にも猛反対したいぐらいです。

 

確かにこの「米や乾燥剤と一緒にジップロック」という方法でも、数日の時間をかければ内部の水分は徐々に無くなりますが、しかしそれでは根本的な解決にはなりません。

 

なぜならそんなことをしても乾燥剤はあくまで「水分の乾燥」しかできません。

もし金属部分や基盤が腐食をはじめていたとすれば、お米や乾燥剤ではそのサビや不純物などを取り除く事はできないからです。

 

ご存知の通り、水道水をはじめ雨などには当然ながらミネラル分や不純物が大量に混ざっています。

ただ水分を乾燥させただけではその不純物は全て残ってしまいますし、それがサビや腐食の原因となるのは少し考えればわかるはずです。

 

つまり重要になるのは「水分の乾燥」ではなく「水分の除去」ということです。

 

なので水没後は下手な処置を間違った方法で施している時間があったらすぐに分解洗浄するか、修理屋に持ち込んで正しい処置をしてもらいましょう。時間をおいてしまうより、修理屋ですぐ内部洗浄をしたほうがよっぽど復旧率が上がります。

 

これと同じ理由で、ドライヤーで強制的に熱するのも効果はありませんし、冷蔵庫に入れる行為にも意味がありません。

上記で説明した乾燥剤の時と同じで、水には必ずミネラル分や不純物が溶け込んでいますので、下手に乾かすとそれらのみが残留してトラブルが発生してしまうからです。

 

ここまでをまとめると、水没後に重要なのは水分を「乾かす」のではなく「取り除く」事だというのをご理解いただけたでしょうか。

 

水没後は一刻も早い処置が復旧率を左右します。
何の根拠もないネット情報に惑わされてただただ時間を浪費してしまうのではなく、しっかりと正しい知識を身につけて自分やご家族のiPhoneやスマホを守れるようになりましょう。

 

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